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1-1 【4月のある晴れた朝。JR山手線の車内はいつものように混雑しはじめ学生やサラリーマンたちは窮屈そうにスマホや新聞を見ている。時間帯を少し早めれば吊革のスペースに余裕があるため普段より早めに乗車するのが習慣となった。この日もアルバイトの掛け持ちをする倉橋乃亜は車内のあちこちに固まっている女子校生グループの側の吊革で寄り添っていた。 代々木駅から乗り込む乃亜は、四ツ谷~御茶ノ水の木間で乗り降りする多数の学生たちの会話に耳をそばだてていた。衣替えの季節を迎えた少女たちの、噴せるような香りが充満し昨年まで制服を着て高校に通っていた乃亜はさりげなく両グループの側に寄り添いながらJK時代を思い出していた。乃亜は一時アイドルを目指して真剣にダンスや歌のレッスンもした事もあったが挫折し、大学にも進まず就職もせずに現在はアルバイトをしながら地下アイドルに夢中になり実家で暮らしていた。午前中は錦糸町のスーパーでレジ打ちのアルバイト、そして午後からは秋葉原のメイド喫茶で夕方までアルバイトをしていたが、収入は合わせても手取り20万円ほどだった。今日もいつものように乃亜の人間観察が始まる。車内の生徒はみんな学校指定のきちんとした制服と髪形スタイルで、隣の女の子はおっとりとした雰囲気で真面目そうだ。こちらは可愛いポーチやコスメで会話が弾んでいる。こっちの女の子は超可愛いけどおそらく処女ではないだろう・・とか、断片的な会話から、イメージはいくらでも膨らんでいく。乃亜が、ふと網棚に視線をやると新聞の小さな求人欄に「青梅で住み込み。メイド見習い募集」とあった。よく見ると給料が80万円と書いてある。見習いで給料が80万円、どういう事?乃亜は気になり新聞を手に取った瞬間に錦糸町のアナウンス、電車のドアがシューッと開いた。人波に押し出され、そのまま新聞をバッグに入れてアルバイトへと向かった。夕方、秋葉原でのメイド喫茶のアルバイトを終えた乃亜は自宅に帰ると部屋で新聞の求人欄をじっくり見直した。「青梅市のお屋敷で住み込みメイド見習い募集。個室あり、18歳~20歳の健康的な女性で未経験者歓迎。書類審査後に面接試験、採用後給料80万円」とあり履歴書には身長はもとよりスリーサイズまでの記載条件もあった。乃亜は怪しそうな「メイド見習い」の募集に大きな抵抗があったが現在の収入では全然足りないこともわかっていたし見習いでも高額な給料という事と、本物のメイドにも興味があり応募してみた。他にもメイドもいるということ、そして主人と執事以外のスタッフが全員女性だということも決め手となっが競争率も高そうなので採用されないだろうとも思っていたのだが。】
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